鹿児島にいる時のフェリー 2021/8/8


--奄美や沖縄がある南西諸島の方では台風の影響が出てくると鹿児島からのフェリーがやって来なくなります。たとえ台風が直撃しなくとも海はつながっているので、風が波を立てうねりとなって伝わってくるのです。先月は一つの台風が南の方に居座ったため、8日もフェリーが来ませんでした。飛行機は台風が接近するまで飛ぶのですが、食料品などの主な物資は船で運ばれてくるので、フェリーの欠航はじんわりと効いてくる兵糧攻めのようです。奄美に来るフェリーはメイン航路に2社4隻が運航されていて、順番に鹿児島を南下して沖縄を折り返し、二日半かけてまた鹿児島に戻ってきます。朝戻ってきたフェリーは鹿児島新港に1泊し、翌日夕方また出港していきます。基本的にはマルエーフェリーとマリックスラインで交互に運航しています。メイン航路とは別に通称裏航路と呼ばれる航路もあり、これはメイン航路より小さめのフェリー2隻でマルエーフェリーが運航しています。ちなみに裏航路は水族館がある鹿児島本港の北埠頭にいます。島では馴染み深い船なので、鹿児島で目にすると何だかとても懐かしい気分になります。


このページは、奄美の写真家「別府亮」の撮影日記的な奄美の記録→『奄美/365』の1ページです。
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