奄美/365
 霜が降りる6 2010/1/29

--陽が当たらない、ちょうど日陰になったところで、息をひそめて身を隠すように霜がいた。セメント塗りの通路が生んだわずかな段差。たまたま目にした小さな奇跡のような空間に、いやおうなくサーチライトは迫っていた。なんの謀(はかりごと)もなく太陽は刻々と昇る。やがて間違いなくやってくる融解。

GR DIGITAL II

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