奄美/365
 西古見サンセット 2010/1/16

--久しぶりに西古見までやってきた。理由はシンプル。思った以上に晴れた日がやってきたからだ。素晴らしく晴れた日に恵まれたなら、冬の間しか見られない西古見(にしこみ)の夕日を見に行こうと思っていた。実は去年の11月から思っていた。やっと空のスケジュールと僕のスケジュールが合った。

--遠い遠いと思っていたが、行ってみると思ったより近い、とは最近よくある話。忙しさに追われて本分を忘れていたなと反省する。実は反省したのも去年の暮れだ。今年は本分をまず大切にしたいと思っていたから、行くか行くまいか迷った時には「行く」方の肩を持ちたいと考えていた。そんなわけで午後3時過ぎに名瀬を発った。

--名瀬から車を走らせ、住用まわりで宇検へ。宇検へ向かう途中、篠川線へと入り、西古見を目指した。いつものルートだ。名柄から久慈へと入った方が近いのか確かめたことはないが、比較的スムーズに走り1時間30分ほどで西古見が見える所までたどり着いた。対岸にずっと見えていた加計呂麻島の島影がなくなり、広がった東シナ海がやけに広々と見える。西古見沖には、当然のことながらいつもと同じく、整列して並ぶように立神が3つ連なっていた。そして太陽が夕陽になって輝いていた。

--西古見の集落まで下りていくと夕陽は三連立神と重なり、更に進むに連れて追い越していくのだが、峠の上からはまだ一番左の立神より南に太陽はあった。そう、まだまだ二月くらいまでは、立神と夕陽の情景を眺めることができそうだ。晴れた日に恵まれたなら、あなたもぜひ。

EOS 5D Mark II + EF16-35mm F2.8L II

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