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 冬雲と太陽 2007/1/10

--ある冷たい雨の降る朝だった。こんな日は朝日なんて出るはずもない。そう思いながら何故車を走らせたのか、今となっては憶えていない。だが、節田の海岸に着いた時、空を見て「今日はやっぱりダメだな」と思ったことはよく憶えている。

--島の冬の代名詞のように、低く低くたれこめる雲。頭上に重くのしかかってくる灰色の空に、どうして朝日が現れようか。しかしこの雲を、うつむきかけた気持ちごと突き破るように、朝日は現れたのだった。

--そして一瞬のち、すぐにまた太陽は冬雲の中へと吸い込まれていった。

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このページは、奄美の写真家「別府亮」の撮影日記的な奄美の記録→『奄美/365』の1ページです。
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