|
嶺山（みねやま）は、かつて平家の落人が見張りを立てたと言われる場所。東シナ海を一望できる眺望で、見晴しは最高です。高台になった岬一帯が展望公園になっていて、小高い山に登ると展望台があります。目の前は東シナ海、南方向には大和村の島影、北方向は宮古崎から名瀬の梵論瀬崎まで岬が連なります。良く晴れた日には水平線上にトカラ列島の横当島の姿も。眼下のサンゴ礁が透ける海から空まで青い空間が広がっています。
夕刻の時間帯も美しいです。日没前のまぶしく輝く夕日が、やがて穏やかに染まり水平線へ消えゆくと、しばらくして夕焼けが広がり始めます。時が良ければ船の姿も見えたりして、時間とともに色を変える風景を見つめているうちに、月や一番星が輝きだし、島影に外灯がともる頃には星々の空へ。天の川が見えるほど暗くなると、満天の星は極上の輝きを見せてくれますが、展望台から駐車場までの帰り道はちょっと怖いです。奄美旅の基本のキですが、ハブには重々ご注意を。
|
