大和村の山の中に、かつて福元盆地と呼ばれる場所があった。海岸沿いに道が無かった頃、大和村と宇検村を行き来するのに人々は山越えの道を歩いた。その旅路の途中、足を休めたのが福元盆地だったそうな。当時はこの場所に人家や宿屋もあったという。そして、旅人が疲れを癒した滝がマテリヤの滝だそうだ。マ・ティダ・ヌ・コモリ。当時の人々はこの滝をそう呼んだそうだ。木々が生い茂り昼間でも暗かったこの場所では、滝つぼの上からだけ光が射し、滝を照らしていたという。その様子が、「本当に美しい太陽の滝つぼ:マティダヌコモリ」だったので、それがなまって「マテリヤの滝」と呼ばれるようになったとか。

 今は山道を通ることも少なくなったが、当時はこの滝がどれだけ多くの人の疲れを癒したことだろう。マングローブへと流れる住用川の清流でもある。旧「福元盆地」付近は、現在フォレストポリスという森林公園になった。フォレストポリスには、レジャー施設・アスレチック・広場・池・川・バンガロー・キャンプ場・ボードウォークと様々な施設がそろっている。また、ちょっと足を伸ばせば湯湾岳もすぐそこ。林道からは湯湾岳に連なる奄美中央部の山肌も感じることができる。

>>円周魚眼で広々ビュー

 <--奄美大島探検マップへもどる