大熊展望台と名瀬立神 2021/5/1


--大熊のcafe COVO TANAにテイクアウトで注文したカツオのバケットサンドが出来上がるまでのちょっとの時間、近くの峠道をエンジンをうならせて駆け上がり、大熊展望台から名瀬の街を眺めてきた。色合いはもうすっかり初夏だなと思いながらシャッターを切る。名瀬湾の入口にある名瀬立神は、名瀬のあちこちから見えるけど、見る場所で随分と姿が違う。名瀬で生まれ育った人たちに名瀬立神の姿を描いてもらったら、「いや違うよ。こんな形だって」と互いに言い合うほど思い出の名瀬立神は様々なことだろう。その名瀬立神が、大熊展望台からは一番大きく見える。近いからサイズが大きいという意味ではない。サイズは確かに大きいのだけれど、横幅にボリュームがあって姿形が大きいのだ。僕は、個人的に立神の上に灯台が立っているのがとても好きで、奄美の写真を撮り始めた頃はよく被写体にしていた。今は灯台が役目を終えたので夜光らないけど、夕日を撮った後、暗くなりつつある名瀬湾で光り始める立神灯台を撮るの、好きだったな。ちなみに僕の頭の中の名瀬立神は、灯台が3倍くらい大きい。自分で撮った写真を見ても「こんなに小さいの?」と思うほどに。


このページは、奄美の写真家「別府亮」の撮影日記的な奄美の記録→『奄美/365』の1ページです。
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