初めての霜 2020/12/26


--鹿児島のばあちゃん宅にて初日の朝。霜が降りた。朝はなかなか起きられない子どもたちもスパッと目覚める。そして外へ走る。興奮して寒さを忘れているが、きっと寒いので着替えて改めて外へ。吐く息が白く「見てて見てて」と言うので何をするのかと思えば、伏し目がちに立ち止まっている。そして息を吐きながら静かにつぶやいた。「全集中の呼吸・・」。おお、それは旬な遊びだ。確かに炭次郎の呼吸みたいに見える。面白い。そして近所の広場に向かうと、一面白くなった地面を踏みしめながら、ザクッザクッという音に「これこれこの音!」と歓喜していた。寒いけど島ではできない体験は新鮮で楽しい。


このページは、奄美の写真家「別府亮」の撮影日記的な奄美の記録→『奄美/365』の1ページです。
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