■ 細い目の龍 2018/10/8
--週末の鹿児島から妻が戻ってきたので、子供たちをバトンタッチして久しぶりの円へ。かがんばなトンネルに夕日が入る龍の目を期待して。晴れ渡った空でしたが、夕日が水平線へと近付いていくと雲ってあるもんですね。岬の岩場にたどり着く前に夕日は雲に隠れてしまいました。それでも一抹の希望を抱いて、日没の時間までトンネルを見つめ続けます。道路沿いに集まった人々は、それぞれの場所で目を凝らし、見えた!と声が上がったところに駆け寄ってきます。日が沈む直前、最後の最後、水平線の間際に生まれた雲の切れ間に、夕日の輝きが龍の目を光らせました。まるでヤギのような薄目のような横に長い目。少しでも現れた夕日に、群衆の気持ちは盛り上がり、皆一緒になって興奮することでした。今日たまたま出会った人々と一緒に一喜一憂する一体感。これは龍の目の意識されない魅力なのかもしれないですね。
円(えん)