満月前夜の満月 2016/9/16


--暦の上では満月は明日ですが、明日の午前4時頃に満ちる月ならば、今夜の月も満月なわけで、保育所から迎えた子供たちをじいばあに預け、夕方の海岸へ急ぎました。節田まで来ると水平線上の雲が少し低くなったので、奄美パークの向かいの側道へ。海辺の道路に立ち、喜界島の方を見つめていると、夕焼けの照り返しを受けて東の空も色付いてきました。雲を超えて月が顔を出す瞬間を心待ちにしながら、時々ポツリと体に当たる雨に不安がよぎります。海に向かって右手の風上から流れてくる雲は、いかにも雨雲な様子。暗い雲が広がる前に月よ姿を見せてくれ。願いながら時を待つと、やがて絹をまとったような月が夕空の中に現れました。

撮影地「節田(せった)」


このページは、奄美の写真家「別府亮」の撮影日記的な奄美の記録→『奄美/365』の1ページです。
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