汗ばむ季節 2016/4/26


--朝日が見えたので「もしや」と期待したけれど、結局の雨。雨が止んだ後、曇り空の下を出かけてみた。赤木名まで行って折り返して戻る途中、辺りに光が射してきた。太陽の直射光に照らされると、例え空が真っ白でも晴れ気分を味わえるものだな、なんて思いながら車を走らせる。走らせていると、空が見えた。青い空。あれ?あそこ晴れている。東海岸へ向かう。海辺にたどり着くと、目の前だけ見事に晴れていた。すぐまた雲がやってきたものの、一瞬、ホントに晴れ渡った。雨ばかりで潤いすぎた大地は、陽が射すと一気にムワッとする。蒸し暑さを感じる肌。神の子へ移動し、潮が引いた波うちぎわを少し歩いた。正直言うと歩くつもりはなかったけれど、陽光を浴びた海の色を見たり撮ったりしているうちに、どんどん海に近付いていた。道路から見る海の色も素敵だったけれど、ほんの数分でたどり着ける波うちぎわは更に響くものがあった。素足を海に突っ込んだせいもあっただろう。肌から伝わる感覚が、指先のシャッターにも届きそうな気がした。

撮影地「東海岸・神の子」


このページは、奄美の写真家「別府亮」の撮影日記的な奄美の記録→『奄美/365』の1ページです。
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