+
■ メヒルギの種

-- マングローブの植物、「メヒルギ」。秋頃にガクからニョキッと突起物を出していたが、その突起物からメヒルギの種の幼根が伸び始めていた。メヒルギやオヒルギは樹の上で種を発芽させる変わった植物。種が落ちるところは泥と塩水という植物にとって厳しい環境なので、種が無事に生きていけるように工夫をしている。「卵」で産むのではなく、人間のように「赤ちゃん」まで育ててから産み落とすのだ。初夏の頃の出産に向けて、樹の上では着々と根や茎のもとになる部分を育てていた。


このページは、奄美の写真家「別府亮」の撮影日記的な奄美の記録→『奄美/365』の1ページです。
※写真等すべての無断利用を禁止します。写真の貸出についてはメールにてお問い合わせください。
メインホームページ→