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■ 土浜の朝

-- 冬の土浜の朝。沖にうっすらと浮かぶ喜界島の付近に朝日が登る。この日は雲が多くて出るか出まいか迷いつつ、結局出なかった太陽。ある程度昇ったところで、雲の上から光の梯子を降ろしてきた。喜界島の辺りは光に包まれ、見た目少し暖かそうだ。昨日から北風が吹いている。そのせいで今朝は寒かった。かじかんで動かなくなる手に、手袋が必要だと感じた。シャッターが思うように切れない。寒いのは僕だけじゃなかったようで、やがてカメラも動かなくなった。デンキをうまく飲み込めないらしい。フル充電のバッテリーが残量ゼロと言われる。デジタルの宿命か。奄美といえど防寒対策が必要なようだ。


このページは、奄美の写真家「別府亮」の撮影日記的な奄美の記録→『奄美/365』の1ページです。
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