打田原(うったばる)の先、笠利湾内に伸びた岬の先端付近にある崎原(さきばる)。打田原の先は道がとても細く狭く、崎原へは「対向車が来ませんように!」と祈りながら向かいます。対向車に出会うと本当にギリギリ。離合スペースまでバックで戻ることもあります。眼下に崎原の海が見えてくると気持ちがはやりますが、そこは落ち着いて安全運転で。崎原に着いたら細い直線の先に公共駐車場とトイレ・シャワーがあります。駐車場は8台ほどです。
海岸沿いにはユウナの木(オオハマボウ)が茂り、夏は黄色い花がたくさん落ちて転がっています。オオハマボウは、ハワイではハウと呼ばれるハイビスカスの仲間。奄美に自生し、島の海岸を彩るビーチ・ハイビスカスです。黄色く咲き、時と共に赤く色を変えるのも面白い花です。オオハマボウに重なってアダンも茂り、崎原海岸の入口を彩っています。崎原の海には透明感があり、ひときわキラキラしています。基本的に夕日は対岸の島影に隠れ、夏至の頃だけ今井崎の先端付近を夕色に染めます。
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