まんまるい石が海岸一面を埋めつくすホノホシ。アダンの茂みを抜け、切り立った断崖に囲まれた海岸に足を踏み入れると、足元には一面びっしりと丸い石。長い年月をかけて寄せる波が石を転がし、カドを削り、丸くなっていったのでしょう。太平洋から伝わってきた波が海岸で弾けると、引き波に転がされた玉石がカラコロカラコロと心地良い音色を奏でます。
朝日が一年を通して水平線から昇るのもホノホシの魅力です。奄美大島の最南端に位置する海岸まで出かけて朝日を見るのはホント運頼みですが、潮騒と玉石が奏でる海辺の夜明けは、運良くめぐり逢えたなら幸せいっぱいです。
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