
秋分の日が過ぎ、龍郷町の円(えん)集落で見られる龍の目もクライマックスが近付いてきています。龍の目は、かがんばなトンネルを対岸から見ると、トンネルの中に夕日が入り、大きな岩のシルエットの目が輝くように見えること。春と秋の限られた期間だけに見られ、秋は、トンネルが細い細目の状態から始まり、終盤になるほどトンネルの形が丸くなり、太陽もすっぽり入るようになります。上の写真は10月15日のもので、今年のチャンスは10月17日前後までです。それ以降はトンネルの更に向こうの島影に太陽が隠れてしまいます。そんな龍の目は道路沿いから見ることになるので、周辺の混雑には気をつけて。海岸に下りても見られますが、海岸はとても岩が多いので転ばないよう足元に注意しましょう。また、夕日が沈む位置は毎日変わるので、うまくトンネルに夕日を重ねるにはコツが必要です。岬の岩場に夕日が隠れる時、トンネル1個分とちょっと左に夕日が沈んでいく位置がベストポジションです。岩に夕日が隠れた約2分後、トンネルの左上から出てきた夕日は、斜めに沈みながら右へ移動し、やがてトンネル中央にすっぽり入ることでしょう。あとは水平線まで晴れるのを願うのみ。幸運を祈ります。2023/9/24
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